新着情報

HOME > 新着情報一覧 > 薬学部 横田理助教が学術研究振興資金 (若手研究者奨励金) に採択されました

薬学部 横田理助教が学術研究振興資金 (若手研究者奨励金) に採択されました

2017.05.16

研究課題:「微小粒子の胎仔期曝露が大脳皮質発達過程に及ぼす影響」
       DOHaD 仮説に基づいた影響メカニズムの検証

 微小粒子状物質 (PM2.5) とは、大気中に浮遊する粒径2.5 m(マイクロメートル)以下の小さな粒子のことです。中国やアフリカ地域をはじめ、国内では北九州エリアなど、大気中に浮遊するPM2.5の濃度が基準値を超え、その健康影響が問題視されています。
 これまでに横田理助教は、PM 曝露の次世代健康影響、特に、脳神経系に影響が生じることを解明してきました (Yokota et al., 2013, 2015, 2016)。本研究課題では、次世代の子どもの不安様行動や学習機能低下の原因となる脳神経発達過程に焦点を当てて影響メカニズムを解明したいと考えています。
 副題にあります、DOHaD (Developmental Origin of Health and Disease) とは、「子どもの将来の健康や特定の病気へのかかりやすさは、胎児期や生後早期の環境の影響を強く受けて決定される」という概念になります。横田助教は衛生学 (神経毒性学) の観点から、DOHaD の概念をいち早く取り入れ、国内外に先駆けて PM 曝露の次世代健康影響の一端を明らかにしてきました。本研究は、子どもの健康影響を未然に防ぐための先制医療として、妊娠期に焦点を当てた先駆的な研究となります。
 将来子どもを持つ女性の方や、そのパートナーとなり得る男性の方には、ぜひ知っておいてほしいエッセンス満載の研究内容となっていますので、研究内容に興味のある方は、是非ご連絡下さい。