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デング熱ウイルスに対する抗体の作製に、薬学部山本正雅教授が関与

2014.09.17

 MBL(株式会社医学生物学研究所)はデング熱ウイルスに対する完全ヒト型モノクローナル抗体の作製に成功したと9月5日(土)付けのPress Releaseで発表しましたが、その背景には本学薬学部山本正雅教授が開発したSPYMEG(スパイメグ)という融合パートナー細胞の利用がありました。
 SPYMEGとはマウスのSP2/Ag14細胞とヒトの細胞MEG-01細胞をY(山本)が融合させ作製した細胞でSPYMEGと命名しました。
 ウイルス感染を罹患した患者の血中から抗体産生リンパ球細胞を採り出し、SPYMEGと融合させると、ヒト抗体を産生し続ける細胞(ハイブリドーマ)を作り出すことができます。その培養上清から抗体を精製し、分子標的薬として治療に用いる技術です。得られる抗体は罹患者に発生していた抗体で完全ヒト型モノクローナル抗体です。
 この技術は広く医療に用いることができますが、とくに感染症を対象に分子標的薬としての抗体を開発でき、すでに新型インフルエンザウイルスに対する抗体が作製されています。現在、世界で感染の広がりを見せている死亡率が高いエボラウイルス感染症にも治療抗体の作製が可能であると考えられ研究が望まれています。