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講座紹介

 [日本語学]

沿革及び特徴

「高度な専門知識と技術を備えた人間性豊かな歯科医師になる」ことを目標とし,様々な角度から「日本語について」学びます。基礎・実践トレーニングの授業を通じて,文章を正確に読む力・書く力,他者の意見を聴く力,自らの考えを整理し,それを正しく・わかりやすく伝えることができる力を養います。


主な研究
  1. 関東・東北方言の接触地帯における地理的・年齢的言語伝播相の調査研究
  2. 福島県浜通り地方において危機的状況が危惧される方言の実態に関する調査研究
  3. 国語教育に関する教材開発および研究

 

教育活動

 

1.講義科目
「日本語学Ⅰ」,「日本語学Ⅱ」「歯科医療人間学Ⅰ」,「歯科医療人間学Ⅱ」,「歯科医療人間学Ⅲ」
2.科目内容
「日本語Ⅰ」
歯科医療に必要な,「読む,書く,話す,聴く,考える」の基本姿勢,知識,技能を身につけます。また,図書館利用術や書籍・論文・資料の読解法といったリサーチ,プレゼンテーション技法,さらには論理的な文章・レポートの書き方の技能も身につけます。
 
「日本語学Ⅱ」
歯科医師国家試験問題を解く際に必要とされる「読解力」(問題を正確に読む力,内容をきちんと理解する力,自らの考えを整理する力,正しく答えられる力)を身につけます。

「歯科医療人間学Ⅰ」
患者との基本的なコミュニケーションや歯科医師としての態度表現など,歯科医療現場に触れつつ,そこでの必要な技能を身につけます。

「歯科医療人間学Ⅱ」
医療人として,患者の訴えを正確に聴くことや,わかりやすい言葉で順序立てて説明することなど,基本的なコミュニケーションが自然にできるようになる態度,知識及び技能を修得します。

「歯科医療人間学Ⅲ」
一方的に自分の意見を押し付けるのでも我慢するのでもなく,お互いを尊重しながら率直に自己表現ができるようになることなど,歯科医療現場において,より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルを修得します。

構成員紹介
本多 真史
ホンタ マサヒト
講師

所属学会・団体名
  • 日本語学会
  • 日本文芸研究会
  • 日本方言研究会
  • 福島大学国語教育文化学会
  • 社会言語科学学会
  • 奥羽大学歯学会

その他
業績(著書)
  1. 「飯野のことば」,『飯野町町史第3巻-文化・宗教・民族・自然-』 (共著), 2005年
  2. 「福島県安達郡東和町方言の待遇表現」,『方言資料叢刊第9巻-日本語方言立ち上げ詞の研究-』(共著) ,2006年
  3. 「仮想化する現実世界」・「絶対知から相対知へ」,『課題ノート』(共著), 2007年
  4. 「私の日本語雑記帳」,『国語 新総合演習2』(共著), 2012年
  5. 『福島県内被災地方言情報のweb発信』(共著),2014年
  6. 『キーワードの卵』2017年
  7. 「都路方言歳時記コラム 方言について知ろう」,『都路方言歳時記』,2022年

 

学術論文

 

  1. 「平行するグロットグラム-東北本線と常磐線の比較-」,『いわき明星大学大学院人文学研究科紀要1』,2003年
  2. 「関東・東北接触地帯における話者の言語意識と方言使用の関わり」,『いわき明星大学大学院人文学研究科紀要2』,2004年
  3. 「平行するグロットグラムと平面分布図による言語侵入の立体的把握-北関東から福島県中通り・浜通りにかけて-」,『いわき明星大学大学院人文学研究科紀要3』,2005年
  4. 「方言の変容-福島県北部地域における「額」を例として-」,『いわき明星大学大学院人文学研究科紀要4』,2006年
  5. 「福島県中通り・浜通りにおける方言領域-生活圏との関わりに着目して-」,『言文54』(共著),2007年
  6. 「福島県の方言「ナイ」について-福島県北部地域を例として-」,『言文55』,2008年
  7. 「関東・東北接触地帯における新方言普及」,『言文56』,2009年
  8. 「福島県南相馬市小高区における方言使用の実態-世代差に着目して-」,『言文57』,2010年
  9. 「関東・東北方言接触地帯における地理的・年齢的言語伝播相の研究-東北本線・常磐線沿線における線と面-」 (博士学位論文) ,2011年
  10. 「阿武隈高地地域における方言使用実態-周辺地域の調査結果と比較して-」,『言文59』,2012年
  11. 「宮城県伊具郡地方及びその周辺地域における「額」の俚言分布」,『言文62』,2015年
  12. 「福島県田村郡小野町及びその周辺地域における言語伝播の諸相」,『言文66』, 2019年
  13. 「奥羽大学歯学部生の学業成績とリーディングスキルテスト成績との関連」(共著),『奥羽大学歯学誌47』,2020年
  14. 「災害から復興期における行政と方言研究者の連携」(共著),『実践方言学講座3 人間を支える方言』,2020年

 

地域活動・社会貢献

 

  1. 『飯野町史』執筆メンバー,2004~2005年
  2. 『課題ノート』(教育出版)執筆メンバー,2005~2006年
  3. 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所 共同研究プロジェクト「方言の形成過程解明のための全国方言調査」茨城県調査員,2010~2011年
  4. 『国語 新総合演習2』(尚文出版)執筆メンバー,2012~2013年
  5. 『読解現代文必携 キーワードの卵』(尚文出版)執筆メンバー,2012年~現在
  6. 福島大学国語教育文化学会運営委員・会計監査,2014年~現在
  7. 教員免許更新講習講師,2017年,2019年
  8. 「方言調査を介した傾聴支援」,NHK『おはよう日本』,2017年
  9. 福島県郡山市富久山公民館主催事業「ふくやま楽ゆう塾」講師,2019年
  10. 福島県「楢葉市民大学講座」講師,2019年
  11. 福島県県立小野高等学校「探求学習」ゲストティーチャー,2020年,2021年
  12. 「方言形ブンズについて」,読売テレビ『秘密のケンミンSHOW』,2021年
  13. 「ふるさとを振り返り,方言を身近に感じる集い」助言・指導,都路民話の会 2021年



インフォメーション

奥羽大学

〒963-8611
福島県郡山市富田町字三角堂31-1
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