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講座紹介

歯科保存学講座 [保存修復学]


沿革及び特徴

歯科保存学講座・修復学分野は旧歯科保存学第一講座を前身として、平成16年に開設されました。歯科保存学には他に歯周病学と歯内療法学があり、大講座制をとっています。

歯科保存学は歯および歯周組織の疾病や形態異常などの病的な状態について、歯を抜去することなく処置し、その歯の本来の形態と機能を回復させることを目的する治療方法に関する学問です。特に齲蝕・破折・摩耗などにより生じた歯の硬組織の実質欠損は自然には治癒しません。保存修復学はこれら自然治癒することのない歯の実質欠損を、その病変の進行を阻止して生体親和性のある人工材料で補填して生理学的機能を回復させるとともに、患者の満足に足る機能性と審美性とを両立する歯冠修復方法を研究する学問分野です。

歯学部での保存修復学に関係する講義は、はじめに第1学年を対象にした臨床歯学概論と歯科医学演習があり、入学間もない歯学部生に対して保存修復学とはどんな学問かを概説します。 また、歯冠修復に関係した簡単な入門実習を実施します。学年が進んで第3学年での保存修復学Ⅰでは歯の治療方法に関する総論を講義します。各種修復方法に共通する原理や技術、とりわけ齲蝕の診断と処置方法、修復窩洞の問題について解説します。さらに第4学年では、保存修復学Ⅱ として各論部分、すなわち各歯冠修復方法の理論と術式について詳しく講義します。また、講義に平行して行う保存修復学実習では、模型上において基本的な歯冠修復処置を実践・経験することで講義での理論を確認します。講義で習得した知識の理解をさらに深めて会得できる実習内容としています。第5学年では、附属病院での臨床実習において実際に診療補助と修復手技を自験することにより歯科医療現場を経験します。診療室での臨床実習および口頭試問における教員との対話から、歯冠修復に必要な知識ならびに将来歯科医師として患者に対峙した際に十分に対応できる品格を備えるように医局員全員で指導します。最終学年である第6学年では、年度末に控えた歯科医師国家試験に向けた臨床総合講義において歯科医師免許取得のためのサポートを行います。


主な研究
  1. 歯科用接着材、接着修復材料および仮封材の性質に関する研究
  2. 歯の漂白と歯質保護に関する研究
  3. 新規化学的―物理学的齲蝕除去剤の開発および殺菌効果に関する研究
  4. PDT(光線力学療法)を応用した齲蝕原性菌の殺菌に関する研究
  5. カテキンによる齲蝕原性菌、軟治性根尖性歯周炎起因菌への殺菌効果に関する研究
  6. 外傷由来破折・亀裂歯に対する処置法に関する研究
  7. 各種歯科用レーザーによる齲蝕除去効果に関する研究
  8. 生体成長におけるアメロジェニン遺伝子およびタンパクの働きに関する研究

構成員紹介
山田 嘉重
ヤマダ ヨシシゲ
教授
菊井 徹哉
キクイ テツヤ
准教授
勝田 拓磨
カツタ タクマ
助教
北原 海
キタハラ カイ
助教
小鷲 啓典
コワシ ケイスケ
助教
野口 紗瑛
ノチグ サエ
助教
千葉 駿一郎
チバ シュンイチロウ
助教
浦澤 里緒
ウラサワ リオ
助手
大木 英俊
オオキ ヒデトシ
助手
新妻 歩実
ニイツマ アユミ
助手
橋本 昌典
ハシモト マサノリ
助手

所属学会・団体名
  • 日本歯科保存学会
  • 日本レーザー歯学会
  • 日本歯科理工学会
  • 日本歯科医学教育学会
  • 東北地区歯学会
  • 奥羽大学歯学会
  • 日本歯内療法学会
  • 東北歯内療法学会
  • 日本小児歯科学会
  • 日本外傷歯学会
  • 日本審美歯科学会

その他

  専門医

     山田 嘉重

     菊井 徹哉         

 

  著書

  1. 保存修復学 第7版 医歯薬出版 分担(p106-110),2019.
  2. 日本歯科評論 2月号 特集 1つ上を目指す歯内療法へのアプローチ感染根管治療 Retreatment Ⅳ歯科用レーザーによる感染根管治療の現状…山田嘉重 分担(P35-40). 2019.
  3. 保存修復学21 第5版 永末書店 分担(P124-135)2017.
  4. 別冊Quintessence 今だからこそ押さえておきたい!世界の歯内療法の潮流。『新しい試作う蝕溶解剤を用いた根管治療の有効性に関する基礎的研究』分担(p88-89)、2014.

 

        学術論文

    1. Yamada Y and Kimura Y. Investigation of a Calcium Hydroxide Overflowing From Root Apex during Calcium Hydroxide Removal. J Oral Dent Health. 4(3):12-16, 2020.
    2. Yamada Y and Kimura Y. Reconsideration of invasive technique for occlusal fissure before fissure sealant. Inter Ped Dent Open Acc J. 324-329, 2020.
    3. Yamada Y, Kimura Y and Hossain M. Treatment of External Root Resorption with Calcium Hydroxide Paste: A Case Report. OSP J Case Rep 2(5):1-3, 2020.
    4. 山田嘉重、木村裕一、菊井徹哉.試作齲蝕除去剤を併用した半導体レーザーによる齲蝕除去への検討.みちのく歯誌.50: 30-32, 2019.
    5. 木村裕一、山田嘉重、車田文雄、佐藤穏子、山崎信夫:根管治療の1回法と多数回法の違い 文献的考察。日歯保存誌. 62 (6): 255-259, 2019.
    6. Yamada Y. A short review: Effectiveness combination with glass ionomer cements and chemo-mechanical caries removal. J Clin dentistry Oral Health. 2(1):1-4, 2018.
    7. 山田嘉重、木村裕一 、金澤朋昭.光線力学療法およびブルーライト照射によるEnterococcus faecalisへの殺菌効果に対する再評価. 日歯内誌. 39(3):126-133, 2018.
    8. 山田嘉重、木村裕一、菊井徹哉.化学―機械的齲蝕除去後の窩洞に対するグラスアイオノマーセメント修復の検討.日歯保存誌. 61(3):190-199, 2018.
    9. 山田嘉重、木村裕一、菊井徹哉.根管内水酸化カルシウム製剤除去操作時における根尖孔からの溢出状況に関する検討.みちのく歯誌. 49:47-48.2018.
    10. 山田嘉重. 光を応用した歯科治療の過去と未来. 奥羽歯誌.45:56, 2018.
    11. 山田嘉重、木村裕一、菊井徹哉. 低出力レーザーおよびカテキン溶液によるEnterococcus faecalisに対する殺菌効果への検討.みちのく歯誌 48(1, 2):28-30、 2017.
    12. 山田嘉重、木村裕一、菊井徹哉.新規化学―機械的齲蝕除去剤の試作と評価.みちのく歯誌 47(1, 2):9-10、2016.
    13. 山田嘉重、木村裕一、菊井徹哉.外傷で生じた薗績餓亀裂の対処法に対する基礎的研究. 日外傷歯誌. 12(1):90-98、2016.
    14. 菊井徹哉、山崎崇秀、田中理恵、昆野加奈子、山田嘉重:歯根保全のための支台構造に関する研究―歯根破折におけるポスト材の形状と弾性係数の影響―奥羽歯誌、43(3):63-75、2016.
    15. 鈴木重紀、増田宜子、小澤慶之、高林正行、山田嘉重、木村裕一:2つの根管洗浄方法を用いたEDTA製剤の効果的な作用時間 –スミヤー層除去効果と象牙質浸食の評価- . 日歯内療誌, 37(3): 156-162、2016.
    16. 木村裕一、山田嘉重、増田宜子、木庭健次、神庭一郎:ニッケルチタンロータリーファイル破断面の金属特性—X線回折と走査電子顕微鏡による所見—. 日歯内療誌, 37(1): 25-30、2016.
    17. 山崎崇秀、菊井徹哉、横瀬敏志.半導体レーザー照射によるラット脛骨の骨治癒における組織学的実験.日レ医誌.37(1):80-86、2016.
    18. 松本一文、菊井徹哉.支台歯の構造改変による歯根保全に関する研究―弾性体応用による歯根の保護性―.奥羽歯誌.43(3):45-61、2016.
    19. 木庭健次、木村裕一、山田嘉重、増田宜子、佐藤穏子.KTPレーザーによる生活歯漂白―褐色鶏卵卵殻を使用した基礎研究―.日レ歯誌.26(2):P67-72、2015.
    20. 山田嘉重、増田宜子、木村裕一、宮崎隆.新しい試作う蝕溶解剤を用いた根管治療の有効性に関する基礎的研究.別冊Quintessence 今だからこそ押さえておきたい!世界の歯内療法の潮流.88-89. 2014.
    21. Suzuki S, Masuda Y, Morisaki H, Yamada Y, Kuwata H, Miyazaki T. The study of chitosan-citrate solution as a root canal irrigant: a preliminary report. J Oral Hygine &Health(Open Access J). 2014.
    22. 増田宜子、山田嘉重, 木村裕一、八幡祥生、坂上斉、鈴木重紀、高林正行、藤島昭宏、宮崎隆.根管洗浄剤による歯科用充填材に及ぼす影響について.表面形態の観察と表面粗さの分析、日歯内誌35(1):16-23、2014.
    23. 木村裕一、山田嘉重、増田宜子、木庭健治.逆根管充填材として用いたMTAの汚染が封鎖性と微小硬さに及ぼす影響.別冊Quintessence 今だからこそ押さえておきたい!世界の歯内療法の潮流.146-147、2014.
    24. 佐々木重夫、木村裕一、今井啓全、佐藤穏子、釜田朗、車田文雄、山崎信夫、山田眞義、天野義和、増田宜子、山田嘉重、木庭健治。逆根管充填材として使用したmineral trioxide aggregateの辺縁封鎖能と硬度における血液汚染物の影響.日歯保存誌. 56(3):200-207.2013.
    25. Kameda A, Masuda Y, Toko T, Yamada Y, Kimura Y, Tamaki Y, Miyazaki T. Effects of tooth coating material and finishing agent on bleached enamel surfaces by KTP laser. Laser Therapy. 22(2):125-130, 2013.
    26. 門倉弘志、山崎崇秀、門倉弘志、菊井徹哉、西村 翼、廣瀬公治、天野義和、横瀬敏志.塩化リチウムによるβ-cateninのリン酸化阻害がラット象牙芽細胞とectodin発現に及ぼす影響について.日歯保存誌.56(3):231-238、2013.
    27. 和田康弘、門倉弘志、西村 翼、山崎崇秀、菊井徹哉、横瀬敏志.骨粗鬆症モデル動物における炭酸ガスレーザーの組織学的考察.日歯保存誌.56(5):468-476、2013.
    28. Yamada Y, Hossain M, Kimura Y, Masuda Y, Ashiri JA. Adhesiveness of various glass ionomer cements to tooth cavities treated with Carisolv. J Clin Pediatr Dent. 37(2):183-187, 2012.
    29. 山田嘉重.Md:YAGレーザーを併用した根管処置.Dental Med Res, 32(2):117-121, 2012.
    30. Masuda YM, Yamada Y, Kimura Y. In vitro guidance of dental pulp cells by Nd:YAG laser-irradiated endothelial cells, Photomed Laser Surg. 30:315-319, 2012. 
    31. Hossain M, Yamada Y, Masuda-Murakami Y, Nakamura Y. Removal of organic debris with Er:YAG laser irradiation and microleakage of fussure sealants in vitro. Laser Med Sci,27(5):895-902, 2012.
    32. 山田嘉重、木村裕一.Nd:YAGレーザーと試作齲蝕象牙質除去剤を併用したう蝕象牙質除去効果の評価.日レ歯誌.22(2.3):85-92,2011.
    33. 山田嘉重、増田宜子、川中岳雄、木村裕一、真鍋厚史、久光 久、藤島昭宏、宮崎隆.ブロメラインとオレンジオイルを用いた試作齲蝕象牙質除去剤に対する評価.日歯保存誌. 54(2):143-153, 2011.
    34. Kimura Y, Tanabe M, Imai H, Amano Y, Masuda Y, Yamada Y. Histological examination of experimentally infected root canals after preparation by Er:YAG laser irradiation. Laser Med Sci. 26:749-754, 2011.
    35. 木村裕一、今井啓全、佐藤穏子、佐藤克、山崎信夫、山田眞義、天野義和、増田宜子、山田嘉重、亀田歩、木庭健次.各種漂白剤の漂白効果と歯に及ぼす影響.日歯保存誌. 54(3):162-168、2011.
    36. 中貴 弘、菊井徹哉、門倉弘志、和田康弘、和田隆史、金子友紀、西村 翼、川原直樹、佐藤正文、松岡哲明、大塩健司、塩崎陽堂、横瀬敏志.歯学部4学年学生に対する炭酸ガスレーザー安全使用への教育効果について.日レ歯誌.23(1):2-11、2011.
    37. 山田嘉重、増田宜子.マウスにおけるアメロジェニン遺伝子発現の検討―PCR法による基礎的解析―.ACBTE、14:6-12、2010.
    38. Yamada Y, Hossain M, Kimura Y, Masuda Y, Ashiri JA, Nasu Y. Removal of organic debris from occlusal fissure using the Carisolv system compared to sodium hypochlorite. J Clin Peditr Dent.35(1): 75-79, 2010.
    39. 増田宜子、大場崇史、山田嘉重、藤島昭宏、宮本洋一、木村裕一、上条竜太郎。磁場下プログラムフリーザーを用いた歯髄細胞の凍結保存に関する研究.日本歯科保存学雑誌. 53(3) 274-280, 2010.
    40. Masuda MY, Wang X, Yokose S, Yamada Y, Kimura Y, Okano T, Matsumoto K. Effect of glipican-1 gene on the pulp cells during the reparative dentine process. Cell Biol Int 34: 1069-1074, 2010.
    41. Masuda MY, Kobayashi M, Wang X, Yamada Y, Kimura Y,Hossain M,Matsumoto K. Effect of mineral trioxide aggregation on the differentiation of rat dental pulp cells. Acta Histochem. 112: 452-458, 2010.

    42.  

 

 




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