歯学部
口腔衛生学講座は、1972(昭和47)年の本学創立とともに主任教授清水秋雄先生(1992~1998, 元本学学長)により開講されました。現在は、講座主任 瀬川 洋のほか、3名の准教授、3名の講師で構成されています。口腔衛生学は衛生・公衆衛生学を基礎として、人々の健康な生活を確保するための学問であり、健康科学の一分野として、学際な色彩が強い。歯科医療の特異性と社会科学的視点での諸問題への対応方法、将来の歯科保健担当者としての社会科学的接近を図るための原理と方法を習得する場となるよう努めています。社会歯学系としての所以は、人そのものが対象であり、それが個人だけでなく、人口集団を扱うところにあり、歯科保健医療が現在の社会的要請に対応して提供されることを理解し、医療行動と社会システムとの関連性についての認識を高められるよう、日々、努力しています。なお, 本講座では瀬川 洋(甲第1号)、窪田明久(甲16号)、大橋明石(甲189号)、 相馬親良(甲209号)、長岡正博(甲227号)が学位記を授与され、専攻生として菊地正樹(乙第57号)、天野三榮子(乙第101号)、内田育宏(乙第103号)、五十嵐栄(乙第232号)、沼田 匠(乙第327号)が論文提出により学位記を授与されている。
1. フッ化物配合口腔保湿剤によるエナメル質再石灰化効果の検討
2. 骨代謝因子OPGが担う免疫寛容制御とカンジダ症の発症・増悪機序の解明
3. ラクトフェリンと自然免疫受容体に着目したSARS-CoV-2感染制御機構の解明
4. 東日本大震災から13年ー災害歯科医学の学びー