こんな先生から学べます
先生
薬剤師の実務を教えながら、
未知なる病の創薬を目指す先生
専門:チーム医療学演習、医療薬学総論、処方解析学、実務実習事前学習 薬学部
大原 宏司先生

略歴:東京薬科大学薬学部薬学科を卒業後、東北大学大学院薬学研究科に進学。同大学で医療薬科学の博士課程を修了した後、東北大学病院薬剤部勤務を経て、奥羽大学薬学部医療薬学分野の助教へ就任(現講師)。同大学歯学部附属病院の薬剤部勤務のほか、一般社団法人郡山薬剤師会の常務理事福島県病院薬剤師会理事も兼任し、熊本地震の際は災害派遣隊として救護活動を行った。最近アウトドアに開眼。

先生の取組み内容

講義や実習を通して薬剤師の実務を伝える「医療薬学」が私の専門科目。調剤方法はもちろん、総合病院から調剤薬局、まちのドラッグストアなどさまざまなシーンを想定した接遇トレーニングを含め、一人前の薬剤師に必要なスキルを包括的に学びます。いよいよ4年生に入って受講する応用・実践ステージの学びなので、学生も本気モードですね。それとは別にライフワークとして、皮膚や肺の疾患に関する研究も行っています。例えば、皮膚細胞が異常増殖する「尋常性乾癬(かんせん)」。誰でもかかりうる病気にもかかわらず、その見た目から周囲の偏見を呼んでしまう病なんです。いまだ発症メカニズムすら解明されてないのですが、最終的には創薬まで繋げていけたら…。苦しんでいる患者さんの助けに少しでもなれたら、という気持ちで研究を続けています。

ゼミ室には常に研究にいそしむ学生の姿が。すぐに答えを提示するのではなく、一緒に考えるスタンスを徹底。

授業・ゼミの雰囲気

自分の力で調べ、考察し、自分の言葉で伝えられる。そんな薬剤師の卵を育てる取り組みを行う授業。

資格取得がゴールではなく、なぜこの薬は効かないのか?なぜ効きすぎるのか?薬剤師となり日々の業務でそんな疑問が生まれた時、関連文献(なかには英語で書かれた文献もある)に当たるなどして自分の力で考察し、その結果をドクターなどの第三者に伝えられる薬剤師になってほしいと考える大原先生。そのために研究室では、読みこなした文献の情報をパワポでプレゼンする取り組みを行っている。また、授業や実験では、第一線で活躍中の薬剤師の先生方がサポートに入るので、現場のリアルな知識に触れられてとても活気がある。

尋常性乾癬や肺線維症における細胞外ATPの機能解析を研究。細胞を培養し、実験・検証を繰り返します。

キミへのメッセージ

高校生の時に感じた「この薬を飲んだらこんなに元気になったのはなぜ?」という素朴な疑問がこの道を志すきっかけでした。たとえ当たり前の事であっても心に浮かんだ“モヤモヤ”を大切にできる人間になってほしい。

心に浮かんだ“なぜ?”の気持ちをを大切にできる人になろう!

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

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