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薬用植物園の11~12月の草花を紹介します。

2025.12.15

「薬用植物園の近況」(11月~12月)

エゾギクはアスターとも呼ばれ園芸植物の品種が多く脂質代謝改善作用が報告されています。ツワブキは生薬名を蓮蓬草といい、消炎解毒・健胃薬として使われます。あく抜きしてピロリジンアルカロイドを除去して食用とされます。ナンテンは南天実、南天竹葉として咳を止める目的で使われます。赤い実と白い実の薬効に差はないとされます。サフランは高価な生薬で番紅花といい、カロテノイド配糖体のクロシンなどを含み鎮静、通経作用を示します。

 

薬草園状況(251204)
1)サフランの花が咲いています。
※柱頭を使用(番紅花)。健胃、鎮静、通経。
※黄色色素(水で抽出)。赤色色素(アルカリで抽出)。
アヤメ科
2)ナンテンの実がなっています。
※鎮咳作用。のど飴に利用。
メギ科
3)エゾギクの花(赤花)が咲いています。 キク科
4)ツワブキの花が咲いています。
※催吐、排膿、皮膚病など
キク科

 

 



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