
お知らせ

2025.11.04
歯学部総合臨床医学 風間 咲美
10月28日(火)に会津若松市立第二中学校で、喫煙防止のための授業を行いました。
授業前、校長先生から「生徒たちは、タバコが体に悪いことは何となくわかっているが、喫煙により具体的にどのような影響が出るのかわからない」という話がありました。
授業ではタバコの有害成分、喫煙により引き起こされる疾患、女性(特に妊婦)や未成年の喫煙の問題点、受動喫煙、さらに勧められた場合の対処法につき説明しました。最近は加熱式タバコを吸う人の割合が増えつつあります。加熱式タバコも有害であるという報告があるため、吸わないに越したことがないということを説明しました。
最後に、身近な人間からタバコを勧められることも少なくなく、断りにくいかもしれませんが、吸わないと決めている人は、勧められた時の断り方を考えておくと良いでしょうと話し、授業を締め括りました。
生徒さんたちは興味深く熱心に聴いてくださいました。授業後、心筋梗塞や肺胞が壊れる病気(慢性閉塞性肺疾患)に罹患しやすいことがわかったと、具体的な疾患をあげてくださる生徒さんもいました。
今回の授業で、喫煙により様々な病気に罹患しやすいため、タバコを勧められた時、それを決して手にしないことが大切であるというメッセージを伝えることができたと思います。
喫煙は歯科領域とも密接な関係があります。歯学部教員として、今後も、子どもたちが決してタバコに手を出すことが無いよう、喫煙の弊害につき、啓発を続けてまいりたいと考えております。