お知らせ
2025.08.20
歯学部の玉井利代子教授、渡邉 聡講師らの研究グループは、骨粗鬆症治療薬のアレンドロネートがインターフェロンβの産生を亢進することを明らかにしました。インターフェロンβには骨の形成を促進して、骨形成を支える作用があります。したがって、アレンドロネートの骨吸収抑制作用の一つには、インターフェロンβを産生することで、骨吸収が起きた際に骨の形成を促進して抵抗する可能性が考えられます。
今回の玉井教授らの研究は、アレンドロネートが骨吸収を抑制するメカニズムの新たな側面を明らかにしたものです。詳細は下記の国際誌に掲載されています。
雑誌名 Pharmacological Reports doi: 10.1007/s43440-025-00773-y. 2025
題 名 Alendronate augments lipid A induced IL 1β release by ASC deficient RAW264 cells via AP 1 activation