お知らせ
2025.07.30
7月19日および20日に那覇市にて開催された「第66回日本歯科医療管理学会総会・学術大会」において、歯学部口腔外科学講座歯科麻酔学分野の教員4名が、医療安全に関する学術発表を行いました。
若松慶一郎助教は「ICUでの経鼻挿管による人工呼吸管中に気管チューブが閉塞した症例」、佐藤 光講師は「非けいれん性てんかん重積により緊急搬送された1症例」、吉田健司准教授は「West症候群を伴った重度知的能力障害者の全身麻酔処置後に誤飲を生じた症例」、川合宏仁教授は「輸液剤の漏れによる停電に対し,輸液剤の位置的改善を必要とした事例」を発表しました。
これらの報告はいずれも、臨床現場における稀少かつ複雑な症例に対する高度な対応と、安全性の確保に向けた実践的知見を提示したものであり、学会参加者から多くの注目と質問を集め、活発な議論が交わされました。
本学教員による発表は、専門性と実践力を兼ね備えた診療体制を有していることの証左であり、奥羽大学歯学部が日々の臨床において高い水準の麻酔・救急管理・障害者歯科医療を実践していることを国内外に発信する貴重な機会となりました。
また、本大会では他大学や一般開業医による多様な発表に接し、本学教員も新たな知見の獲得と相互交流を深め、今後の診療および教育に資する有益な情報を持ち帰ることができました。