お知らせ
2025.06.02
本学では、地域の皆さんと知的な交流を深めるとともに、健康への意識を高めていただくことを目的に、「公開講座」を継続的に開催しております。
2025年度の第2回目となる講座は、5月31日(土)午前9時30分より、「しっかり噛んでおいしく食べよう」をテーマに開講され、歯科補綴学講座の松本知生准教授が講師を務めました。
講演では、歯科補綴学が担う「口腔機能の回復」の重要性について、臨床経験と研究成果に基づく具体的な事例を交えながら解説が行われました。よく噛めることが、単なる「食べやすさ」だけでなく、全身の健康維持、認知症予防、転倒防止など、人生の質(QOL)に直結することが強調され、参加者の深い関心を集めました。特に、歯を失ったとしても、適切な補綴治療(入れ歯・ブリッジ・インプラント等)により、食べる喜びや話す力を取り戻し、健康長寿を支えることが可能であるというメッセージは、多くの方にとって大きな気づきとなったようです。 当日は週末の雨天の中を約30名の参加者が集まり、メモを取りながら聴講されていました。講演後の個別相談でも熱心に質問をされていました。
本学では今後も、地域の皆様の健康づくりと学びの場を提供してまいります。 次回の公開講座は、6月7日(土)に開催予定で、テーマは「子どもの健口(けんこう)守れていますか」。お子様の口の健康を育むために、今できることを一緒に考える内容となっております。皆様のご参加を、心よりお待ちしております。