お知らせ
2024.07.22
南相馬市の成人大学が7月17日(水)に原町生涯学習センターで開催され、小林初夫図書館長が講演しました。演題は「関東地方の方言」で、100名の市民が参加しました。はじめに、東京のことばが共通語の基盤になっていることや、文末表現「べー」が使われていること、ほとんどが東京式アクセントであるが茨城県と栃木県は無型アクセントであることなど、関東地方の方言の特徴を概説してから、東京都と各県の方言について語彙と文法を中心に解説しました。参加者は、「おっこちる(落ちる)」や「しょっぱい(塩辛い)」などが東京方言であることに驚き、栃木県や茨城県の方言が福島県と似ているのは、県が隣接しているからであることに納得していました。また、神奈川県の「うたてー(意気地がない)」や群馬県の「むぐす(くすぐる)」など、福島県とは同じ方言でも意味が全く違っていることばに興味を示し、メモを取りながら熱心に聴講していました。