
お知らせ

2026.06.16
6月12日、日本老年歯科医学会第37回学術大会が大阪国際会議場において開催され、歯学部高齢者歯科学分野の渡邉聡が認定医審査の一環としてポスター発表を行いました。発表演題は「施設新規入所高齢者に義歯新製と摂食機能訓練を実施し口腔機能の向上を認めた症例」です。
本症例は、特別養護老人ホームに新たに入所された高齢患者さんが、「お粥のような軟らかい食事ではなく、もっと普通の硬さのご飯を食べたい」と希望されたことを契機として取り組まれました。渡邉講師は患者さんの口腔内環境を詳細に評価し、新たな義歯(入れ歯)を製作するとともに、摂食・嚥下機能の訓練を実施しました。その結果、患者さんは通常の硬さの食事を安全に摂取できるようになり、口腔機能の改善が認められました。
本発表は、適切な義歯治療と摂食機能訓練が高齢者の食べる喜びや生活の質(QOL)の向上に大きく貢献することを示したものであり、超高齢社会における歯科医療の重要性を示す成果として注目されました。渡邉講師は本学歯学部附属病院において歯科訪問診療にも従事しており、今後も地域の高齢者の口腔健康の維持・向上に貢献してまいります。