
お知らせ

2026.05.26
5月21日から22日に沖縄県那覇市で開催された第64回日本小児歯科学会大会において、歯学部成長発育歯学講座小児歯科学分野の山村虹渚助教が「井戸水の利用による歯のフッ素症が疑われた兄弟4症例」と題したポスター発表を行いました。
本発表では、同一家族内の4兄弟を対象として、井戸水の使用期間と歯の形成時期との関連を比較検討し、フッ素曝露量の差異と歯のフッ素症の発現との関連性について考察しました。井戸水由来の歯のフッ素症は近年では比較的稀な症例であることから、会場では多くの参加者より質問や意見が寄せられ、活発な討論が行われました。また、本症例を通じて、地域における井戸水の定期的な水質検査体制の重要性や、家族内集積例に対する追跡的研究の必要性が改めて示唆されました。さらに、地域水質環境と小児口腔健康との関連性について理解を深めるとともに、行政機関との連携強化の重要性を再認識する貴重な機会となりました。
本学では、今後も地域社会に根差した臨床研究および予防歯科分野の研究活動を積極的に推進し、小児の口腔健康の向上に貢献してまいります。