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福島と北海道と静岡がコラボ 国産茶葉を使用して『紅茶テアフラビン』を製品化 科学技術振興機構「地域結集型研究開発プログラム」(奥羽大学薬学部)の研究成果を事業化

2018.06.08

本学薬学部 竹元万壽美教授(薬品製造学)は、紅茶テアフラビン類の製法等、特許10件を権利化した後、平成21年~平成25年 独立行政法人 科学技術振興機構「地域結集型研究開発プログラム「静岡発 世界を結ぶ新世代飲料と素材の開発」」にて、紅茶テアフラビン等に関する機能性研究(奥羽大学薬学部、静岡県立大学薬学部、北里大学薬学部との共同研究)を行いました。特に 奥羽大学薬学部では、本学倫理委員会の審査を経て、テアフラビンのヒト介入試験がなされました。その結果、血糖値上昇抑制作用、疲労度改善効果が認められ、2編の論文が日本薬学会欧文誌Biol. Pharm. Bullに掲載されました。平成22年以降、竹元教授と北海道の横山食品(株)との間でテアフラビンに関する製品開発が行われ、第一弾製品として横山食品(株)より平成30年4月企業向けを対象とした「テアフラビンパウダーTY-1」が発売されました。

■テアフラビン:高級紅茶にわずかに含まれている主成分で、カテキン以上の機能性があるため、「スーパーカテキン」とも呼ばれています。そのもの自体が微量成分であるため、紅茶からのテアフラビン摂取は、これまで事実上不可能でした。

■テアフラビンの機能性:動物実験、細胞実験、疫学調査により、世界中の研究者から、内臓脂肪沈着抑制、抗肥満、抗がん作用、抗炎症効果、抗ウイルス効果、抗菌性、骨粗鬆症の予防効果、抗歯周病などの様々な効果が,またヒト試験では、血糖値上昇抑制効果、疲労度改善効果がそれぞれ報告されています。[引用文献: M.Takemoto, H. Takemoto, Synthesis of theaflavins and their functions.Molecules, 23, 918-935 (2018).]

■テアフラビンパウダーTY-1の特長
テアフラビンパウダーは、竹元教授発明特許技術(特許第4817206号)を使用した製法で、国産茶葉と水のみを原料とした世界初の安心安全なナチュラル製法です。これはテアフラビンの中でも、特に体内に吸収されやすい遊離型テアフラビンを優先的に生成し(テアフラビンパウダー1gに10mg含有)、没食子酸・サポニン・テアニン等の茶の有用成分も含まれる機能性の高い製品です。苦味が少なく、飲みやすいのが特徴です。

■今後の展開
竹元教授と横山食品㈱は、テアフラビンの認知度を上げて、日本のみならず、世界中の人々の健康に貢献する素材として広めていきたいと考えています。


     ○横山食品との共同開発テアフラビンパウダーとマスコットキャラクター:Tiful