学部・大学院

講座紹介

心理学

沿革及び特徴

心理学分野の特徴は、心理学の研究と教育だけでなく学生へのカウンセリングも目的としていることです。臨床心理学や教育心理学・臨床哲学の分野での研究成果を、教育とカウンセリングという2つの面での学生支援に活かすことを目指しています。
教育面では、学生が将来、医療人として患者とのよりよいコミュニケーションを図るための基礎として「臨床心理学」や「哲学」の講義の中で、学生に他者支援について考えさせるとともに、医療人としての自己を客観的に捉えることの重要性を強調しています。
カウンセリング面では、医療人として他者支援に臨む学生の人格的発達を目指しています。
従って、心理学のみならず哲学、特に臨床哲学の研究も重視しています。

教育活動
  1. 講義科目
    「臨床心理学」、「心理学概論」・・・歯学部
    「哲学」、「こどもの発達」・・・・・薬学部
  2. 科目内容
    「臨床心理学」
    人間が持つ様々な心理的葛藤や障害の構造や対応法を学ぶことによって、学生が自己の心を客観的に捉えていくとともに、患者への心理的支援の重要性も学んでいきます。従って、カウンセリングについても学んでいきます。

    「哲学」
    哲学は、人間が自分の自由な意志と責任において、自分をどのように創っていくのかを問うものです。哲学のテーマとなる人間存在は、自分の死を意識した上で、人生の中で自分を創っていく存在です。
    医療は、人間が陥る疾患や外傷を治療し、生命の危機にある人間を快復させ、その個人の人生へと戻していくものです。医療は患者としての他者の死を意識し、その他者を死から遠ざけ、人生に戻す関わりです。
    哲学も医療も、死と人生という共通した視点を持ちますが、哲学の視点は自分の死と人生を考える主体としての視点ですし、医療の視点は他者の死と人生を考える客体としての視点です。学生は、この2つの視点の融合について学んでいきます。従って、臨床哲学を重視した講義となります。
  3. カウンセリング
    歯学部と薬学部合わせて、年間で300回ほどカウンセリングを行っています。この中には学生だけでなく、保護者等の相談も含まれます。1回で終わるケースもあれば、5回、10回と継続していくケースもあります。
研究テーマ

臨床心理学、臨床哲学、カウンセリング心理学、教育心理学を研究分野としています。

  1. 臨床心理学
    認知行動療法、うつ病、統合失調症、パーソナリティ障害等への対応等
  2. 臨床哲学
    疾病受容、障害受容、トラウマ受容、死の受容等
  3. カウンセリング心理学
    問題解決指向のカウンセリング、スクールカウンセリング、いじめ対応、不登校対応、 集団育成等
  4. 教育心理学
    学校経営心理学、学級経営心理学、Q-U、学校緊急支援(学校への危機介入)等
構成員紹介
鈴木 敏城 スズキ トシシロ 講師

所属学会・団体名
  • 日本心理学会
  • 日本心理臨床学会
  • 日本カウンセリング学会
  • 日本教育心理学会
  • 日本学級経営心理学会
  • 日本教育カウンセリング学会
  • 奥羽大学歯学会
  • 日本臨床心理士会
  • 東京臨床心理士会
  • 日本カウンセリング学会認定カウンセラー会
  • 日本学校心理士会
  • 東京学校心理士会
  • 日本教育カウンセラー協会
業績(近年の業績)

著書

  1. 「教育相談の理論と実際」 分担執筆 河村茂雄編 図書文化社 2012年
    鈴木敏城執筆章『第13章 精神疾患と心身症の問題の理解と対応』
  2. 「集団の発達を促す学級経営・高等学校」 鈴木敏城他編 図書文化社 2013年
社会貢献

上記以外に、スクールカウンセリング、教育相談、教師のメンタルヘルス、学級経営、構成的グループエンカウンターの分野での多くの分担執筆を通して、学校や教師をサポートしています。
各学会で学級経営心理学やQ-U、いじめ、不登校等に関するシンポジウムのシンポジストを務め学級経営やいじめ対応の具体策を提言しています。
教育委員会や小中高校でカウンセリングや生徒指導、学級経営心理学、Q-U、いじめ、不登校等についての講演会、研修会の講師を務め、学校や教育をめぐる社会問題の解決を目指した社会貢献に努めています。